新年とクリムトゥ湖
あけましておめでとうございます。ナパスのTeriです。
先月、インドネシアはフローレス島を旅してきました。
バリ島よりも、もっと東側にある広い島。
火山の噴火がつくり出したとても不思議な三色の湖がある、
クリムトゥ湖での日の出は特にじんわりくるものがありました。
そこで 新しくつくった<生き還る珊瑚>チョーカーを撮ってみたのが、上の写真です。
去年の夏くらいから少しずつ職人とつくりあげてきた、フィリグリー(銀線細工)のシリーズ。気がつけば、立派なジュエリーと呼べるものが出来あがりつつありますが、高級ジュエリーをつくりたくてというよりは、ジョグジャに根付いたこの技術に感動して「やってみよう」となり出来たもの。
発想をくれるのは、いつも海。
今回は白化して浜辺にたどり着いた珊瑚たちのたちの複雑で個性的なモチーフからアイデアをもらった。
白くなって死んでしまった珊瑚は、海から離れてもなお美しい。
その形を銀や金で、「生き還」らせてみたらどうかなぁ。
といって、浜で拾った白珊瑚を手に職人と話し合ってできたもの。
ナパスを始めてから、ほんとうにいろんなメディア(布やら、彫金やらの素材)でいろんなものをつくっていますが、やっぱり「これを作ろう」と最終型が見えて作ることのほうが少ないかもしれません。
あっちこっちデザインも動きまわって、これがナパスだ!と言える代表作は何だろう?と
たまに不安になりますが、今年もまた一年、いろいろなメディアで勉強しながら、形にしていく年になりそうです。トライ&エラー。
ずっと使ってもらえるものにするための、クオリティ基準もしっかりあげていきたいな。
そんなかんじの 成長過程のナパスと、Teriを本年もよろしくお願いいたします。
2018年1月4日 Teri
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