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十五夜

すっかり半年ぶりの記事になってしまいました。

ほぼ一年ぶりに日本へ戻り、一年以上ぶりとなるインドネシアに「帰省」し、
そしてまた夏のポルトガルへと戻ったり。

おとといは十五夜でした。
香港生まれの友人と静かに過ごしました。
彼らにとっては、日本以上に大切な一日であるようでした。


外国にいる時は特に、月をみるという行為はわりとセンチメンタルだったりします。
特に時差がある場所だと、ああ、いまごろ日本はもう朝だ。みんなの十五夜はとっくに終わっているのだ。と不思議な気持ちになったりします。

こんなに遠くに来てしまって、
「異なる」と思えば思うほど「異なる」文化の中にアダプトしようと、
「解らない」言葉を「理解」しようと、していることへの
なぞなぞスパイラルにはまったり。


すっかり自分のうちがわと語り合う時間が多くなってしまって、
そういう時期なのだなと受け止めるようにしています。


インドネシアは一ヶ月だけの滞在でしたが、
念願のフィリグリージュエリーの新作のサンプルを作ることができました。

今回は、無病息災を祈って食す「七草がゆ」の七草という、
日本に根付いたハーブ(野生の植物)たちにインスピレーションを受けて。





葉っぱや花びらをフィリグリーで表現しようとすると、
どうしても思った以上にエレガントになってしまって、
どうしたら野生の植物感が出るのだろう、とぐるぐるしていました。

でも、限られた時間の中でできあがったものを、
一旦自分の中であたためるのも悪くない。


ナパスが属しているのかどうかもわからない「ファッション」の世界では、
新しいものをどんどん発表していくことが基本のようですが、
とってもマイペースに、気持ちがこもったものがお届けできるといいなと思います。


日々の小さな感情、言葉が伝わらなくて寂しくなった気持ちですらも、
作り出すものに反映されて言わずとも垣間見える、そんな結果が
そこにあるといいなと思います。


いいなと思います。


夏はそろそろ終わりを告げるのでしょうか?


心のざわざわも 少しずつおさまっていくといいなと思います。

まだまだ満月の面影をもった夜空のポルトより。



季節の変わりめ、ご自愛ください。



////
久しぶりのインドネシア、やっぱり心がしっくりとくる時間でした。








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